プリンターの紹介

今回は中古で格安に入手したエプソンのプリンターを使ってみます。

EPSON PX-A720 (2006年10月発売)
【インク】:IC4CL46(4色セット)、
ICBK46(ブラック)、ICC46(シアン)、ICM46(マゼンタ)、ICY46(イエロー)

■仕様概要
機種名 PX-A720
印刷方式/最高解像度 MACH方式/5760×1440dpi
ノズル 配列
黒 90ノズル
カラー 270ノズル(各90ノズル×3色)
必要マージン
名刺/カード/L判/2L判/KG/ハガキ/ハイビジョン/六切/A4:上下左右0mm
その他のサイズ:上下左右3mm以上
インターフェイス USBインターフェイス×2
(PC接続用USB 2.0ハイスピード×1〈背面〉
USB DIRECT-PRINT/PictBridge用USB 1.1×1〈前面〉)
給紙容量(ASF) A4:最大100枚(64g/m2)、ハガキ:最大50枚
インク 4色 独立型インク
用紙 単票紙
(ASF) サイズ 名刺、カード、L判/2L判、KG、ハイビジョン、六切、A6縦〜A4縦
厚さ 普通紙/0.08〜0.11mm、当社純正プリンタ用紙/最大0.30mm
封筒 洋形封筒1号〜4号、長形封筒3号/4号
ハガキ 郵便ハガキ(再生紙)、郵便ハガキ(インクジェット紙)、往復ハガキ、純正ハガキ
*用紙厚:0.23mm以下(純正ハガキは0.21mm以下)
*往復ハガキはPC接続時のみ使用可能
*必要マージンにご注意ください
消費電力 約13W(スタンドアロンコピー時)
電源電圧 AC100V±10%
外形寸法
(本体のみ:W×D×H)収納時 463×354×196(mm)
質量 約6.7kg

テスト方法と結果

テスト方法は、特別な印刷は考えず、単純に互換インクと純正インクでテスト用に作ったWord文書の印刷を行います。
印刷結果は、
印刷結果 左=互換インク、右=純正インク 左が互換インク、右が純正インクとなります。
左の互換インクですが、見た目に黄色が出ていません。
これは、購入した互換インクを4個セットで交換して、プリンタヘッドのノズルクリーニングとパターン印刷を何度も繰り返し、インクがなくなるたびに新しいセットと交換する作業を2回繰り返し、3回目のインクセットでこれ以上続けても無駄だと判断しての結果です。
ちなみに、ここには掲載していませんが、インクセットを交換するたびに、インクの色の抜け方、パターンが変わり、特定のノズルが不調ということではないようです。
純正インクの方も黒(ブラック)が一部分印刷不良気味にも見えますが、何枚か(3〜4枚程度)印刷を繰り返すと改善されました。
また、プリンターの購入時にも今回の印刷テストと同様に互換インクでのインク詰まりがあったのですが、互換インクを純正インクに付け替えて、5枚程度のテスト印刷で色抜けが改善しました。
このことから、互換インクでのインク詰まりは、純正インクに交換することで改善する可能性が高いように思います。
(以前にも、互換インクで印刷不良のプリンタを購入した時に、純正インクをつけて2日間ほど放置後に印刷テストをして正常に戻ったことがあります。)

なお、これは個人的な想像ですが、エプソンのプリンターの場合、互換インクの詰まりというのは、実際にはノズルにインクが詰まっているわけではなく、インクタンクとプリンタヘッドのインク吸い込み口がきちんと密着していないために、プリンタヘッドがインクを吸い込もうとしてもインクタンクの隙間から空気が入ってしまうことで正常にインクが出ないのではないかという気がします。

さて、今回のテスト印刷の結果についてですが、一見すると、「純正インク」の圧勝のようですが、価格面でいうと、
純正インク:4色セット=3500円〜4000円
互換インク:4色セット=680円〜1200円
となっており、コストパフォーマンスでは、「互換インク」が桁違いの「安さ」で圧勝です。
とはいっても、多くのユーザーは、正常に色が出ることを期待していると思われますので、軍配は「純正インク」に上げたいと思います。
ただ、白黒(モノクロ)で文書を印刷したい方や、もともと純正インクでも写真印刷などは大した品質ではないので判別できればOKという方には「互換インク」も有りではないかと考えます。
とくに、黒単色で大量に文書を印刷したいという場合、互換インクは重宝することも多いと思われます。

今回は、今どきの互換インクの実力(主に純正品との発色の違いや乾燥時間など)を試してみたかったのですが、印刷品質以前の印字抜けで比較終了となったのは残念でした。
テスト日付=2013年04月10日

【リンク】
◆染料系インクと顔料系インクの比較
◆キャノン BJ-S500

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