キャノンBJ-S500の印字不良を修理(?)するには

エプソン・キャノンにかかわらず、インクジェットタイプの
プリンタは、印字ヘッドとインクタンクが一体で販売されて
いるものが多いのですが、このBJ-S500は、完全独立で
オマケにヘッド単体は、保守部品扱いで通常の販売ルート
にはのっていません。

ですから、年に1回「年賀状」の印刷といった具合で使用
頻度が低い場合、ヘッドがインクで目詰まりして修理が
大変といったこともよく起こります。

でも、ちょっとした知識と工夫で安価に目詰まりを直せたり
もします。

家庭で使っている場合や、中古で安く入手できたときに、
試してみてはいかがでしょう。

会社などで業務に使っている場合には、専門の担当者や
お店に相談するほうが無難です。
(保証や責任をいわれると困りますからね。)

準備)

用意するもの

1.燃料用メチルアルコール:約300円
  (エチルアルコールでもいいのですが、高価です。)

2.スポイト:100円ショップの化粧品類のコーナーなどに
  おいてあります。

3.ティッシュペーパー:10枚程度あればいいでしょう。

補修・清掃作業)

BJ-S500 1.BJ-S500のヘッド部分(インクタンクをセットする部分)を取り外します。
BJ-S500インクヘッド 2.ヘッドをティッシュペーパーの上に置きます。
ヘッドの内部をアルコールで洗います。 3.ヘッドの内側にあるインクの吸入口に、少しづつアルコールをスポイトでたらして、インクを洗い流します。
根気よくアルコールで洗います。 4.はじめは、アルコールの通りが悪いのですが、時間をかけて何回か流してやるとスムーズに流れるようになります。
印刷のテストを行います。 5.あとはインクタンクをセットして、ドライバユーティリティのクリーニングやテスト印刷を行いましょう。

ぜんぜん難しい作業ではないのですが、ヘッド内部のインク吸入口のフィルターを壊さないことだけは注意してください。

【リンク】 ■染料系インクと顔料系インクの比較
■互換インクと純正インクの比較

UPDATE 2006/02/13

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