DELLのLatitude X300 を入手したので、早速(?)分解・・・もとい、HDD交換することといたします。

 お約束どおり、この記事についてDELLさんには一切関係ございません。この記事を利用したことによって、いかなる損害を被ったとしても、記事の作成者、サイトの管理者は一切の責任を持ちません。
良識の範囲で、読み物としてお楽しみください。

では、早速はじめるのだ。

1.このDELL Latitude X300は、オークションで比較的安価に入手できました。
画像を見るとわかるとおり、画面に丸く輝度ムラがあります。

DELL Latitude X300 の画面 「Ubuntu v10」の起動中
実使用上は、画面の発色や明度が特に重要な業務を除いて問題となることはありませんが、中古良品で販売することは難しいだろうな〜っ!と思えます。
実は、このX300、2台購入(販売は別の方)していて、どちらもほぼ同じ大きさ、形状の輝度ムラがあり、液晶のフレームにこのような形状の突起部があるのか、または製造工程上でこのような力が加わったか、どちらにしろ機種固有の症状ではないか液晶カバーの上に書類や文具品などを乗せていた?のじゃないか)と思います。
 私は、画質にはあまりこだわらないほうなので安価に買えてラッキー!て感じです。

このあたりの評価は、人によって大きく変わると思いますので、あくまでも個人の感想ということでお願いします。

2.こちらは、液晶画面を閉じたところです。

DELL Latitude X300 の上面
比較対象が無いのでわかりにくいですが、ほぼA4用紙の大きさと考えてください。
B5モバイルとのうたい文句ですが、「B5は言い過ぎやろ。」って感じです。
メモリーは標準で128MBですが、512MBが増設してあって意外と不満無く動きます。
おまけに、(11Mbpsですが)無線LANも内蔵していて「けっこー使える」という印象です。

3.裏面です。

赤の印はキーボード、緑の印はパームレストのネジ
取り外すべきネジは、Kの文字がついたキーボードのとめネジ4つ(赤の囲み)とパームレストを固定している手前に並んだ3つのネジ(緑の囲み)になります。
キーボードを外した後で、パームレストのネジを外す順序ですが、先に7本とも全部外しておいても問題ないようです。
ですが、ネジを外す前に、バッテリーを外しておきましょう。

4.バッテリーは、赤色の囲みのスライドレバー2つを引くことで外れます。

赤の印のスライドレバー2つを引くとバッテリーが外れます。
バッテリーの外し方は、余計なお世話ですが、バッテリーが装着されていないと液晶画面の下が空いてしまい、なんとなく寂しい気がします。





5.裏面のネジを外したら、表を向けてキーボードを外します。

ドライバーをうまく使って、キーボードを持ち上げます。
キーボードは、ALTキーの下付近にある留め金で押さえられています。
この留め金は、パームレスト側にある爪(突起?)で押さえられていますので、パームレスト側を押し付けるような感じで細いマイナスドライバーをこじ入れるとキーボードを浮かせる事ができます。
おススメは、キーボード右側をマイナスドライバーで浮かせながら左の爪部分を押し付けるように細いマイナスドライバーを差し込むようにします。


6.キーボードが浮いたらキーボードをそっとスライドさせて、キーボードケーブルを確認します。

キーボードのケーブルを外します。
ケーブルのコネクタは、両サイドの突起部分を引き出すと外せます。(写真参照)
少し固いですが、力を加えすぎると止め具の部分を破損しますので、少しづつ動かすようにしましょう。
※なお、ケーブルを元に戻すときの差し込み具合もこの画像で確認してください。





7.キーボードを外したところ。
キーボードを外したところ
この画像で、キーボードケーブルのコネクター部の止め具の様子を参照ください。








8.パームレストの止めネジの位置です。

パームレストの止めネジを外します。
矢印がついているので、元に戻すときもわかりやすいです。
赤囲み6つのネジを外せばパームレストが外れます。






9.パームレストの手前は噛み合いになっているので、爪か細いマイナスドライバーを差し込んで外します。

パームレストの前面をこじて開きます。
パームレストを外します。
軽くこじていけば簡単に開きますので、少し手前に引き上げるようにするとよいでしょう。
ただし、タッチパッドのケーブルがつながっていますので、いきなり大きく開こうとしてはいけません。
パームレストが浮いたら、奥のほうを持ち上げて手前にひっくり返します。
タッチパッドのケーブルが現れます。

10.タッチパッドのケーブルを外します。

タッチパッドのケーブルを外します。
タッチパッドのケーブルは、コネクターの茶色い棒を上方に立ててやると外れます。
ここでも、大きく動かして立てようとしてはいけません。
垂直にならない程度、60度〜70度ぐらいにすればケーブルは外れると思います。
パームレストが外れたら、後はHDDを外して交換するだけです。

11.タッチパッドのケーブルを外します。

タッチパッドのケーブルを外します。
パームレストが外れたところ。
タッチパッドのケーブルは、コネクターの茶色い棒を上方に立ててやると外れます。
ここでも、大きく動かして立てようとしてはいけません。
垂直にならない程度、60度〜70度ぐらいにすればケーブルは外れると思います。
パームレストが外れたら、後はHDDを外して交換するだけです。

12.HDDのケーブルを外します。

HDDのケーブルをコネクターから外します。
HDDのケーブルをコネクターから外します。
HDDのケーブルが外れたら、HDDを本体に止めているマウンターの4本のネジを外せばHDDを交換できます。





※ 今回のHDD交換は、USBメモリにFedora14を入れてUSBメモリー起動でFedora14も運用したいという意図がありました。
X300を2台購入したのですが、1台はBIOSのバージョンが古く(ver.A01)USBからの起動にBIOS画面で毎回USBとHDDの起動優先順位を変更しなければなりません。
もう1台は、メモリー256MB、HDD30GBですがBIOSはver.A04でUSBメモリーを自動でUSB HDDと認識して起動してくれます。
で、BIOSの新しいほうに60GBのHDDと512MBのメモリを増設して、Windows、Fedora14 のマルチOS(?)環境としたかったのです。
これで、Windowsに万一のことがあっても、USBメモリからFedoraが立ち上がるので、多少安心感が得られると同時に、Web開発や組み込みソフトの開発環境が作りやすくなったかな?と考えています。
ちなみに、USBメモリへのFedora14インストールは、「Fedora14の起動用USBフラッシュメモリーを作ってみたよ!」を参照ください。

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