HP compaq NC6220 の概要

概要

1.入手時の仕様

CPU:PentiumMプロセッサ1.6Ghz
メモリ:1.0GB(PC2-4200 DDR2-SDRAM)
HDD:80GB
内蔵ドライブ:DVD-ROM
ディスプレー:15インチ(XGA1024x768ピクセル)TFTカラー液晶
グラフィック:intel 915GM Express
サウンド:16Bitステレオ音源
LAN:10/100/1000BASE-TX
無線LAN:802.11 b/g
Bluetooth 搭載
USB:4ポート(USB2.0)
カードスロット:PCカード×1
OS:WindowsXP Pro

ヤフオクでバックライト不良のHp Compaq nc6220 を入手しました。
マニュアル、ドライバーなどメーカーサポートページは >>>こちら<<<

2.物理・電気仕様

サイズ、重量:315×257×28mm 2.4kg
定格電圧/電流:18.5V/3.5A(公称電力65W)
バッテリー:リチウムイオン10.5V/6600mAh


外観 

1.

nc6220 上面 hp compaq NC 6220 の上面と交換用のバックライト(冷陰極管:長さ290mm/管径2.0mm)です。




2.

nc6220 背面 hp compaq NC 6220 の背面です。
ここで、気がつくと思いますが、この機種はネジの頭が特殊でトルクスレンチと呼ばれる形状のものを使わなければならないのですが、単純なマイナスドライバーでも回すことができるようになっているのひと安心です。

3.

nc6220 正常時の画面 たまたま、バックライトが点灯した時の正常時の画面です。





4.

nc6220 バックライト切れバックライトが消えているときの画面です。
黒い画面にうっすらとWindowsの画面が映っているのがわかるでしょうか?






本体分解手順 

バッテリーとHDDの取り外し

1.

nc6220 バッテリーとハードディスクの取り外し バッテリーとハードディスク(HDD)を外します。

バッテリーは簡単に外れますが、ハードディスク(HDD)は、精密ドライバーでカバーを外す必要があります。


2.

nc6220 バッテリーとハードディスクの取り外し2 カバーが外れたら、普通のドライバーで固定ねじを外しハードディスクのマウンターに付いている黒いフィルムを引いてコネクターからハードディスクを取り外します。

ハードディスク(HDD)を取り外したところです。


キーボードと電源スイッチパネルの取り外し 

1.

nc6220 キーボード キーボードは本体裏の3本のネジとキーボード上のスライド式の爪で固定されています。
まず、スライド式の爪を引いて引っ掛かりを無くしておきます。
(この爪は、力を加減しないとすぐ破損するので注意!)
その後、本体背面にあるキーボードの絵が配されているネジ3本を外します。

nc6220 キーボードの取り外し 本体キーボード面を上において、キーボードの隅を精密ドライバーのマイナスなどで持ち上げて取り外します。
この時点ではキーボードのケーブルが本体に繋がったままなので、強くひっぱってはいけません。


nc6220 キーボードケーブル キーボードを少し浮かすと、タッチパッド付近にキーボードケーブルとトラックポイントのケーブルが見つかります。
※写真では指の左がキーボードケーブル、指の下方がケーブルのコネクタ、指で触っている青いシールがトラックポイントのケーブルとコネクタです。

nc6220 キーボード下 キーボードを外したところ。
写真中央部左、キーボード右にメモリーが取り付けられていることを確認できます。
メモリーの拡張スロットは本体裏面にありますが、2つ目のメモリースロットはキーボード下に隠れています。


2.

nc6220 スイッチパネルの取り外し 電源スイッチパネルの取り外し
スイッチパネルと本体の隙間に細いマイナスドライバーを差し込み持ち上げていきます。




nc6220 スイッチパネルが外れました。 パネルを外したところ。







タッチパッドの取り外し 

1.

nc6220 タッチパッドの取り外し タッチパッドは本体にはめ込まれ爪で固定されているだけですので、力ずくで外すことができます。
ただし、力を入れすぎるとタッチパッドのケーブルを傷めてしまうかもしれないので注意が必要です。


nc6220 タッチパッドの取り外し2 ここでは、タッチパッドと本体のはめ込み部分に細いマイナスドライバーを差し込みこじって外しました。
(この方法は安全ですが、タッチパッドや本体に傷をつけてしまいます。)



2.

nc6220 タッチパッドの取り外し3 タッチパッドを外しました。
次にケーブルを外します。





nc6220 タッチパッド裏/無線LANカード タッチパッドを取り外したところ。
タッチパッドの下に無線LANカードが収まっています。
無線のアンテナ線は、液晶パネルまで伸びていますので、ここで外します。
各線の接続位置はメモなどで記録しておきます。



LCDパネルの分解 

LCDパネルの取り外し

1.

nc6220 液晶パネルの取り外し 液晶パネルのケーブルと無線LANのアンテナケーブルを取り外します。





nc6220 液晶パネルのケーブルを外します。 液晶パネルのケーブルをコネクタから外します。






2.

nc6220 液晶パネルを本体から取り外します 液晶パネルを固定しているネジをすべて取り外し、液晶パネルを本体から外します。
パネルの固定ネジは、液晶パネルのヒンジ(支柱)付近にあるので全部外して見てください。




パネルカバーの取り外し 

1.

nc6220 液晶パネルの分解 液晶パネルのカバーを固定しているネジをすべて外します。





nc6220 パネルの前面カバーを外します パネルとカバーの隙間に薄いカードを差し込み、カバーを外していきます。





nc6220 液晶パネルの前面カバーを外します。2






2.

nc6220 液晶パネルの前面カバーを外したところ パネルのカバーを外したところ。







パネルの分解と組み立て 

1.

nc6220 液晶パネルを分解します 液晶とカバーを固定しているネジを外してカバーと液晶を分けます。






nc6220 液晶パネルの背面のカバーを外します 液晶とカバーを外したところ。






2.

nc6220 液晶パネルの裏面 ここから液晶パネルを分解します。

パネル裏面には、液晶表示の信号ケーブルがあり、その下に紙製の反射板があります。
信号ケーブルは慎重に外します。
また、反射紙が折れたり傷つくと液晶の透過光に影響がでて画面の表示ムラや輝度低下などが起こります。


nc6220 液晶パネルの側面 左右のパネル側面のネジ(3本づつ)を外します。





nc6220 パネル下部の金属板






nc6220 パネル下部の金属板を止めているネジを外します パネル下部の金属板を固定しているネジを外します。





3.

nc6220 液晶表示の信号線を外します パネルに繋がっているケーブルを外します。






4.

nc6220 金属板はシールで固定されています パネル下部を固定している金属板のシールを切って外します。





5.

nc6220 金属板を取り外します 金属板を取り外したところ。






6.

nc6220 液晶パネル本体とガイド部分を分離しました。 液晶パネルとガイド部分を分解したところ。
紙製の反射板と液晶パネル本体との間には、透過光を適度に散乱して均一化するためのフィルムが3〜4枚入っています。
組み立ての際には、バックライト側の重ねあわせを丁寧に行っておかないと透過光が均一にならないため表示ムラや輝度低下を起こします。



nc6220 バックライトをガイド部から取り出します。 バックライトの冷陰極管(蛍光灯)は、ガイド部分の金属板側に格納されています。
この金属板は、パネルの枠を固定し補強するためと多少でも放熱の役目を担っていると思われます。




nc6220 バックライトの比較 交換用の中古バックライトと並べてみました。
管径:約2mm、長さ:約290mm、ヤフオクで入手した別PCからの取り外し品です。




7. 

nc6220 液晶パネルを分解の逆手順で組み立て バックライトを交換し、パネルを組み立てました。
パネルの組み立て時に、パネル内部に塵、埃が侵入しないよう十分注意します。
できれば、作業テーブルや作業場の窓、棚などの埃を拭き掃除しておいたほうが安心です。



nc6220 画面表示の確認を行います 液晶画面を組み立てる前に、正常動作するか確認のために仮組みで電源を入れてみます。





8.

nc6220 正常に動作しました。 輝度不足、表示ムラなどがありますがバックライトは正常に点灯しました。





9.

nc6220 BIOS画面の表示が出ました。 無事、バイオス画面まで表示できたので、画面の組み立てに入ります。





10.

nc6220 不満点もありますがバックライト交換は終了です。 組み立て完了後の動作状態です。
画面表示には不満点もありますが、今回のバックライト交換はこれで良しとします。





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●本体分解手順
●キーボードとスイッチパネル
●タッチパッド
●LCDパネルの分解と組み立て
●前面パネルカバー
●パネルの分解
●パネルの組み立て

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